「地域企業の未来を紡ぐ組織づくり」—人が集まり、育ち、持続する企業とは—
- 開催日時:2025年8月20日(水)19:00~20:10
- 会場:浜田商工会議所 3階 会議室

仕事終わりの夕刻、島根県浜田市にて、「地域企業の組織作りの未来」をテーマにしたセミナーが開催されました。今回、講師役として「しまね人財研究会」 代表理事 太田を招請いただき、「人が集まり、育ち、続く会社とは?」という問いを軸に、浜田商工会議所青年部事務局の主催で実施されました。定員を超える45名が来場し、会場は熱意と静かな緊張感に包まれ、地元の経営者や実務担当者が真剣に耳を傾ける空間となりました。
経営の順序と本質:人財が根づく環境とは

冒頭では、「雇用と経営の本質」である、企業運営において「順序の正しさ」が極めて重要であると提唱。「まず社内の土壌を整え、人を育てる。その先に雇用がある」 「継続できない組織には、人は根づかず、集まらない」この言葉に、多くの参加者がペンを走らせる姿が印象的でした。
経営理念の時間軸構造:企業活動の全体像を捉える
講演の中盤では、企業経営を時間軸に沿って構造化する視点を、経営理念を中心に据えた下記の6層のフレームを提唱。(下記、図参照)
レイヤー | 時間軸 | 意義 |
経営理念 | 不変 | 企業の根幹となる価値観 |
ビジョン | 約30年 | 長期的な理想像 |
戦略 | 3〜5年 | 中期的な方向性 |
計画 | 1〜3年 | 実行可能な道筋 |
戦術 | 毎月 | 月次の具体的施策 |
戦闘 | 今日 | 日々の行動と判断 |
この体系的な視点を、地元企業の事例を交えながら紹介。経営理念から日常業務までを一貫して捉える見方を解説させていただきました。
雇用コストと利益設計:人材確保の現実に向き合う
講演の終盤では、最低賃金の上昇がもたらす雇用コストの課題、利益構造の見直しに触れ
「社員一人あたり年間100万円の経常利益を生み出す設計が必要」 「優秀な人材が来ない前提で、誰でも遂行可能な業務設計を行う」この視点は、採用難が続く現代において、業務の再構築を促すものであり、参加者の関心を得たようでした。
地域と企業の関係性を再考する60分

今回のセミナーは、単なる経営手法の紹介にとどまらず、地域社会と企業のつながりを問い直す内容をお話しさせていただきました。理念と利益、人財と職場環境──それらを結びつける視点が、これからの経営に不可欠であると締めくくり、最後に代表理事・太田より「ここにいらっしゃるみなさんで、チーム浜田として、地域全体で企業活動を盛り上げてほしい」と力強いエールを送り、会を終了しました。
参加者の声と編集後記

懇親会では、以下のような感想が寄せられました
• 「非常に興味深かった。もっと話を聞きたかった」
• 「面白かった。定期的に開催してほしい」
• 「管理職として参加したが、経営層にもぜひ聞いてほしい内容だった」
編集者として振り返ると、会場には真剣な空気が漂い、地域の未来を本気で考える人々の熱意が感じられる貴重な時間でした。

最後に、浜田商工会議所青年部事務局の皆様、こうした有意義な場を設けていただいたことに心より感謝申し上げます。本日、参加企業様の益々のご活躍お祈りいたします。
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